【考察7】深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ
ふと気がつくと、視線を感じるのはことがある。見つめているものは果たし人だろうか?幽霊だろうか?それとも・・・
ちょっと昔、引っ越して数ヶ月たった頃、 近所の大きな橋のたもとに、よく見るなくらいの頻度で突っ立っているサラリーマン風の人がいた。「あの人いつもいるなー」位に思ってたんですが、ある日、それは起こった。
雨の日、ふと見ると、またあの男が立っていた。そして明らかにおかしいのは、傘をさしていない。「あっヤバイかも」と思ったら、やっぱりその人にぶつかる人がいた、そしてすり抜ける。
この世のものではないと気がついた時にはもう遅い、完全に相手の視線は私を凝視しているなと感じました。そう、伝わってしまうのです・・・
がっまだ引き返せる!横を通る時"ガン無視"しました。
「いや、見えてないです。知りません」と言わんばかりに無視します。そうしないと気持ちが同調したりめんどくさいことが多い。ただしこれは幽霊ではないです。どちらかというと思いや念の類です。彼は見るという行動しか起こせないのでホンモノだったらもう少しアクションがあっていいはずです。
この、同調ですが、映画など感動シーンで泣いている主人公に同調して泣いてしまうのは普通の人でも同じですが、私はこういった野良の思いや念に同調して泣いたり怒ったり、場合によっては映像を見せられることもあります。
映像というのは厄介で、体験しているかのように記憶に残りることがあります。あと香りとか場合によっては、触ったり触られてる感覚があります。痛みなどはいまのところないです。
あなたの隣にいるのは人ですか?ひょっとしたら人ならざるものかもしれません。